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2017.08.25

介護保険・予防介護 排泄介助のポイントとは?適切な排泄方法の選び方

誰にも相談できないトイレの悩み。排泄の介助についてどうしたら良いのか?排泄方法はどのように考えたらよいのか?

 排泄の問題はデリケートです。なかなか人に相談できずに悩む人も多いです。元気に活動している高齢者の方でも夜間は排泄の不安でゆっくり眠れないと言う人もいます。暗くなると水分を取らずに過ごしているという話も聞きます。排泄は介護の問題でなく、介護予防の段階から大きなテーマなのですが、個人差が大きく解決策も様々なので話題になにくいし、相談を受けた介護職員も対応に苦慮する課題でもあります。排泄方法についていろいろな角度から検討しながら排泄介助について次のようにまとめてみました。

排泄介助(トイレ介助)のポイント

①プライバシーの確保
排泄時に介助者の介助が必要な時も、プライバシーに配慮して介助するようにしましょう。トイレに手すり等をつけることにより、自力でできる部分が増介え、さらに介助の負担を減すことも想定できます。本人が気がねなく排泄できるよう、安全を確認しながらトイレのドアを閉め外で待機するなどの配慮も大切です。
ポータブルトイレを使用する時は、カーテンや衝立でしきりを置きましょう。排泄物の臭いは介助する人が感じるのと同じく本人も感じています。臭いを気がねしてポータブルトイレを使わなくならないように配慮が必要です。

②視線や言葉かけに注意する
排泄物の量や臭いについて口にしないように気をつけましょう。年齢を問わず排泄物をみられることは愉快なことではありません。排泄物や皮膚の状態を観察することは健康状態を把握するために大切ですが、さりげなく観察するようにしましょう。

③急がせたり、不快なことを言わない
よくやってしまうのですが、排泄介助は体力的・精神的な負担がかかるので思わず急がせたり、本人が不快になることが口に出やすいです。介助される人も本当は自分でできれば介助など受けたくないと思いながら排泄しているのです。本人の自尊心を傷つけないように心がけるのは当然のことです。

④転倒、転落に気を付ける
便座に座るまでしっかり見守り、必要な介助を行えるように常に注意しましょう。排泄中も転落等の危険性に常に配慮し、声かけ等コミュニケーションを行うよう心がけましょう。排泄後は本人も動きが緩慢なことがかります。無理に動作を促したり、介助することにより転倒の恐れがあることから、介助する場合には心身に余裕も持って行うように心がけましょう。

⑤オムツをできるだけ使用しない
出来る限りトイレの便座に座って排泄できるように配慮しましょう。安易なオムツの使用は「ご高齢者の尊厳を傷つける」「尿意や便意を感じにくくなり失敗が多くなる」「皮膚がかぶれやすくなる」など心身への悪影響があります。おむつは最終的な手段と考え、できるだけ尿器や便器、ポータブルトイレ等を活用しましょう。

 

 

 


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