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2017.09.24

介護予防の切り札 ポータブルトイレの選び方と使い方

 

水廻り業者から見た「介護・介護予防」についてのお話(1)

~介護で一番大切で介助が大変なのは排泄、トイレですね~

 平成12年の介護保険施行から17年が過ぎ、介護は人々に広く知れ渡るようになりました。以前は措置制度という行政が主導権を持った仕組みでしたが、介護保険は利用者本人の尊厳を尊重し、契約によって介護サービスを受けられる画期的なシステムに変更されたのでした。しかしながら日本がどんどん貧乏になり、社会保障費だけが増えていく中で、ついに政府としても介護を特別扱いできない、と毎年のように社会保障関連予算は数字の闇の中で私たち現場の人間にはわかりずらい方向に流れているように思います。

 もともと介護保険は「食事」「入浴」「排泄」に支援が必要な要介護者を介護保険という保険制度で皆で支えていくものと教えられたと記憶しています。「食事」に関しては介護保険が施行された当初はヘルパーさん頼みの支援やデイサービスでの昼食、入所施設でのメニューの改善等と決め手となるものがなく、どちらかというと結局は支援する側の問題として少しでもおいしいものや食べやすいものをご利用される要介助者に知恵を絞って対応していたと記憶しています。しかるに、ヘルパーさんの調理について「家族の分は作成できない」とか「同居の人がいると調理のみで訪問できない」とヘルパーさんの支援に縛りが強くなり、結局、お医者さんからの高カロリー栄養補助剤が多用される現状を介護保険を作った人たちはどんな思いで眺めているのでしょうか。「入浴」に関してはデーサービスやデイケア、サービス付き住宅の乱立で、在宅でも施設入所でも多くの高齢者が安全に安心して定期的に入浴できるようになったと思います。しかし、限られた時間の中で入浴するため入浴介護を受ける高齢者の意見は反映されていないのではないでしょうか。「今日はゆっくり浴槽で暖まりたい」「寝る前にお風呂に入って床に就きたい」など、誰でも振るうにできると思うことが介護状態の方には選択肢がないのです。これは仕方のないことなのでしょうか。

「排泄」に関しては介護保険は無力だと感じています。多くの方が施設に入る理由に排泄が「一人でできなくなったから」という声を聞きます。「食事」や「入浴」は極端ですが毎日ではありませんが、「おしっこ」や「うんち」は止めるわけにはいきません。「うんち」は毎日でなくとも出ないと腸閉塞等の生死にかかわる状態を招きかねなくなります。「おしっこ」はどんな人でも一日数回でるように品減の体は作られています。「おしっこ」が出ないように水分を控えて生活することが人生の終盤にやるべきことなのでしょうか。長生きすることは苦しみに耐え続けることなのでしょうか。

 私たちは長く一般家庭の水廻りを手掛けてまいりました。日本中のどこのお宅にもトイレはあります。様々なトイレの相談を受けて対応してまいりました。5年ほど前から介護事業者の登録を受けて介護用品を取り扱っております。弊社の得意とする水廻り、トイレについて皆さんと一緒に知恵を出して問題解決を行っていければと願っています。

 現在私どもで力を入れていることは、トイレに関する介護機器を多くの方に知っていただけるように活動しております。一番は「ウォシュレット付きポータブルトイレ」です。詳細は商品ページでご確認いただければさいわいですが、何より世の中にこのような介護用品があることを知っていただきたいと思っています。さらに、「排せつの介護用品」は実は、介護にならないための必需品であり、介護が進行してからでは利用価値も低下し、利用期間も短くなってしまうことをご理解いただければと考えています。

 たとえば「ウォシュレット付きポータブルトイレ」は歩行も困難かつ半身まひの方でないと利用できないと思っている方がいらっしゃると思います。10万円を超える低下の介護用品なのでそのように考える方も多いと思います。しかし、多くの家庭のトイレにはウォシュレットがついています。施設は、ほぼ100%です。夜、ちょっとトイレまで歩くのが大変な方が、寝る前水分を控えたり、トイレば心配で熟睡できないで不眠にならないといけないのでしょうか。また、年齢に関係なくトイレットペーパーでお尻を吹いたときにペーパーが破れてしまった経験をした方は多いと思います。指先が思うように動かなくなったり、ちから加減がわからなくなるのは普通の老化現象ではないでしょうか。介護保険はちょっとできない事を補うことでその人らしい生活が長く続けられると思っていました。我慢したり、どうにもならなくなって「しょうがないわね」と施しを受けるようにしなければいけないものとは理解していません。

 「ウォシュレット付きポータブトイレ」をぜいたく品と言う人がいましたが、行政の方に聞くと「ウォシュレット付きポータブルトイレ」はぜいたく品ではありませんと言われます。介護用品にぜいたく品はありませんとも言われました。介護用品は多種多様です。使われる方にあった、必要な介護用品を選択されることを希望します。そのために必要な商品情報を利用される方々も入手するように望みます。


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